義父と商売と私

先日、遠くに住む、妻の実父、つまり義父から電話がありました。

義父からの電話

義:
だいちゃん、この前もらった消毒用アルコールって売ってるのかい?
(以前スプレーボトルに入れた物を差し上げていた)

私:
売ってるのは売ってますけど、やっぱり今ちょっと品薄です。
何かありました?

義:
いや、もらったやつがもうなくなっちゃってさ。

私:
ああ、そう言う事なら大丈夫ですよ。

義:
いくら?

私:
いくらでもいいです。
1500円とか?

義:
じゃあ着払いでいいので送ってくれる?

私:
分かりました。
明日すぐ送りますね!

5Lのアルコールが1500円と言うのは、私としては少し赤字なくらいです。

義父相手に儲けるつもりもないし、適当に言った価格だったのですが、電話を切ってすぐに後悔しました。

いやいや、タダで良くね???

と言う事でやり直し。

〇正解例

義:
いくら?

私:
いや、お金なんていいですよ。
いつもお世話になってますから。
明日すぐに送りますね。

義:
じゃあ着払いでいいので送ってくれる?

私:
いえ、本当に大丈夫です。
元払いで送っておきますね。

なぜにこれが言えなかったのか・・・。

義父相手に商売するつもりはない。
でも欠品のリスクがある品薄状態のアルコールを、タダであげてしまうのはちょっと・・・。

みたいな損得勘定がとっさに働いてしまったのか、そんな自分がとても残念になりました。

でも、よくよく考えると、それもちょっと違うのかなと思いました。

義父は娘婿にたかるような人ではありません。

タダであげてしまうと、次に何かに困った時に、私に迷惑になるからと、頼りづらくなってしまうかも知れません。

なので・・・

◎ベストアンサー例

義:
いくら?

私:
全然タダでもいいんですけど、まったくタダと言うのもアレでしょうから、仕入価格の500円(嘘)だけいただいてもいいですか?

義:
じゃあ着払いでいいので送ってくれる?

私:
分かりました。
明日着払いで送っておきますね。
(と言って元払いで送る。)

こんな感じのやり取りが義父に気を使わせず、一番喜んでもらえる回答だったでしょう。

商売は気遣いの積み重ね

すっかり前段が長くなってしまいました。

いや、何が言いたいかと言うとですね、商売と言うのはこんな感じの出来事の積み重ねだと思うんです。

結果的に翌々日、義父から書留で3,000円届きました。

私が何を言ったとしても、きっと義父はこうしたでしょう。

何をやっても結果は一緒。

ならば、あとは気持ちの問題です。

私は義父に対する思いやりが足りませんでした。

もっと気遣って、もっと喜んでもらう事が出来たのに、とっさにそれができませんでした。

まだまだ勉強不足です。

商売においても、これは同じ事だと思います。

相手を気遣っていると、相手も同じように気遣ってくれるようになります。

私がお金をいただいているのに、こちらの負担にならないように、気を使って買ってくれたりします。

私はそう言うお客さんのお陰で、ここまで一人で生き残ってきました。

それなのに、まだまだ勉強不足です。

普段から相手を思いやる事。

時には損得勘定抜きで、特に相手が困っている時には、自分の損得よりも相手の利益を考える事。

そうすると、ほとんどの場合、それ以上のものを返してくれます

まあ、たまにそうじゃない人もいますけど。

くどいようですが、まだまだ勉強不足

もっと頑張らなければいけません。

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