飲食店の苦戦と複数収益の重要性

私のお客さんは、飲食店さんが多いです。

なので、今回のコロナショックでは、大きな影響を受けているお客さんが多く、当然その影響は、私の会社にも波及しています。

でも一方で、むしろ売上が好調なお店もあります。

大苦戦の超人気店

私のお客さんの中には、並ぶのが当たり前の人気店が何軒かあります。

その内の一つの某レストランは、今休業中です。

本格シェフのレストランの休業

普段は11時の開店と同時に必ず満席になるくらいの人気店です。

世界的なホテル出身のシェフの腕がとにかく良くて、テレビにも何度も取り上げられています。

ある日、お店の前を通ったら張り紙がされていたので、読んでみました。

ざっくりですが

緊急事態宣言を受けて、テイクアウトのみでの営業を続けて参りましたが、テイクアウトの需要もそれほどないため、応援して下さったお客様には大変申し訳ありませんが、当面休業とさせていただきます。

これを長文で書かれた紙が掲示されていました。

行列ができる人気ラーメン店も苦戦

もう一つの人気店のお客さんで、営業中は常に満席のラーメン屋さんがあります。

先日、テイクアウト容器についてご相談を受けました。

客:
おかもとさん、ラーメンのテイクアウトができる容器って取り扱いある?

私:
ありますよ。
ラーメン屋さん用のセットのやつがあります。

でも、今全国のラーメン屋さんが使いたがっているので品薄で、大事な時に欠品の可能性があります。
あと、値段がすごく高いです。
なので、ああしてこうしてこうやったら、値段も安いし、お客さんも持って帰りやすいと思うんですけど、どうでしょう?

客:
それいいね。
来週試しにやってみるので、すぐ納品してもらえる?

私:
ありがとうございます!

客:
あとは、どうやってお客さんに知らせるかだな・・・

私:
(え???そこまだ考えてないんだ・・・一番大事なところじゃ・・・)
最低限、のぼりは必要でしょうね。
今、どこの飲食店さんも、「お持ち帰りできます」的なやつ、立ててますよね。
でも大概1~2本しか立ててないから、全然目立ってないです。
ここ、敷地広いし、立てられるだけ本数立てたら、めっちゃ目立ってアピールになるんじゃないですか?

客:
いや、うちの店、のぼりダメなんだよ。
風強いから飛ばされちゃう。

私:
はぁ・・・。
とりあえず・・・、納品させてもらいますね・・・。

待ちの人気店の悲劇

どちらの人気店も、行き当たりばったり感を感じてしまいます。

みんなテイクアウトやってるから、うちもやっとけ」みたいな。

容器やらメニューやらの用意を万全にして、黙って待っていて、それでお客さんが来るでしょうか。

そもそも外出自体しないのだから、基本、誰も来ません。

外出自粛の中わざわざ車で走って、やってるかどうかも分からない、一か八かのテイクアウトを買いに行こうとは、あまり思わないと思います。

しかも今は猫も杓子もテイクアウト。

みずからガシガシPRして行かないと、厳しいでしょう。

ちなみにこの両店、本当においしいお店です。
私も大好きで、よくお邪魔しています。

おいしいものを作るために努力をして、それが口コミで広がって人気店になっています。

すごい事だと思います。

だけど、このテイクアウトの戦略に関しては、いただけない。

前提として、今までの外食人口が全員、飲食店のテイクアウトで食事をするわけじゃありません

「常連客が買いに来てくれるだろう」では、減少した売上に対して、焼け石に水みたいなものです。

逆に新規の常連客を増やすつもりの作戦じゃないと、そもそもが厳しい話だと思うんです。

コツコツ頑張った個人店の奮闘

人気店が苦戦する一方、超頑張っている個人店があります。

小さなカフェで、普段はそれほど繁盛しているようには見えません。

でも以前から、デリバリーとテイクアウトを併用していました。

もしかして、足りない売上をカバーするための苦肉の策だったのかも知れません。

それが今は大爆発。

私は使い捨て容器類を納品させていただいているのですが、今は容器が爆売れ状態です。

先日お話を少し聞かせていただきましたが、やはり売上は全然落ちていないそうです。

そして印象的な一言を仰っていました。

デリバリーをコツコツ頑張って来て良かった・・・

実はこのお店、前述の2軒と比べて、私に対して懇意なお客さんではありません。

どちらかと言うと2軒の方が、私にとってはとても大事なお客さんです。

でも今回の事に関しては、この小さなカフェの努力が実を結び、人気店を逆転した事が嬉しくなってしまいました。

やっぱり、売上の入り口を複数作る事、さらには複数収益を作る事は、本当に大事だなぁと、改めて感じています。

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