飲食店を独立開業して成功するわけない・・・のか?

独立して飲食店を開業しようとする方はとても多いそうですね。

かく言う私も、実はいずれは飲食店を開業しようと目論んでいます。

いや、目論んでいると言うレベルではなく、そう遠くない将来に実現させようと計画しています。

ただ、飲食店を独立開業して成功させる事は、簡単な事ではありません。

今日は、私が仕事を通じて飲食店を見てきた経験と、参加している店舗経営者のコミュニティーで成功者を見て感じた事を交えながら、独立して飲食店を開業して、成功するために必要な事、または、なぜ失敗する人が多いのか、そんな事をお話ししてみたいと思います。

失敗するつもりで独立して飲食店を開業する人はいない

まず初めに質問です。

独立して開業した飲食店のうち、3年以上生き残る割合は、何%くらいか知っていますか?

90%?
そんなに高くはないでしょうね。
80%・・・?
いや、60%くらいでしょうか?

一説によると、飲食店の開業して3年での廃業率は、70%を超えるそうです。

つまり、独立してから3年以上生き残れるお店は、わずか30%未満です。

同じような事をこちらでお話ししていますので、良かったらご覧ください。

起業して開店した飲食店が生き残るのは、とてもハードルが高いと言われています。しかも多額の資金がかかります。実際に廃業に追い込まれた飲食店の事例を挙げながら、独立して開業した飲食店の生存率や成功率を上げるためのポイントを考えてみます!の巻

この記事でもお話ししましたが、私の実感覚としても、この数字はそれほど的外れではないのではないかと思っています。

希望に胸を躍らせつつ会社を退職し、大金をかけてお店を作り、自分は必ず成功すると信じて独立し、飲食店を開業した結果、3年以内に多くが潰れてしまいます

おそらく、と言うか間違いなく、独立したほとんどの方が、自分は絶対に成功すると考えていたはずです。
失敗するつもりで開業した人はいないでしょう。

でも、現実は厳しいのです。

なぜ飲食店の独立開業は成功しづらいのか

では、なぜ飲食店を開業した人の多くは、失敗に終わってしまうのでしょう。

味が悪かったから?
接客が悪かったから?
お店の雰囲気が悪かったから?

飲食店の要素としては、この3つはもちろん大切だと思います。

だけど、今まで私が見てきた、廃業してしまった飲食店の中には、味も接客もとても良く、雰囲気だって悪くないお店もありました。

ではなぜなのでしょう?

そもそも飲食店で独立すること自体が無謀なのでしょうか?
飲食店を開業して成功する事は無理なのでしょうか?

確かに、飲食店は飽和状態である事は間違いないと思います。

思い返してみて下さい。
脱サラして飲食店で独立した人、あなたの周りにはいませんか?

知り合いの知り合いくらいにまで対象を広げたら、一人はいるのではないでしょうか?

多分、そんな業種は他にはないですよね?
飲食店だけだと思います。

ちなみに、私は仕事で関わった方を抜きにしても、すぐに何人か思いつきます。

前勤務先の先輩
以前近所に住んでいたお父さん
ご近所さんもう一人
友達の友達
私の父
そして私・・・。

この中で今も生き残っているのは、前勤務先の先輩だけです。

近所に住んでいた方は、それが原因か分かりませんが、家族が離散すると言う最悪の結末になっています。

ちなみに私は1年足らずで廃業しています。

これだけ独立開業へのハードルが低いと、当然競争が激しくなります。

外食産業の市場のパイは決まっている中での潰し合いです。

しかも、市場自体は年々収縮しています。それは今後さらに進むでしょう。

開業のハードルは低くても、成功のハードルは決して低くないわけです。

間違いだらけの飲食店の成功法

では本当に飲食店で成功する事は難しいのでしょうか。

私はこう考えています。

独立して飲食店を開業して成功する事は、決して簡単ではないが、可能性としては実数ほど絶望的ではない。

少なくとも、成功するための正しい努力をしている飲食店は少ない。
と言うか、極々わずかしかない。

仮にあなたが飲食店を開業して、売上が思うように上がらなかったら、何をしますか?

おそらく、ほとんどの飲食店の方は、メニューを見直しておいしい料理を研究したり、接客を見直してお客さんへのサービスを厚くしたり、値段を見直して安くしてみたり、まずはそんな事をやるのではないでしょうか。

でも、今現在来ているお客さんの数は基本的には変わらないわけです。

おいしい料理が完成しても、接客が良くなっても、お客さんの数は劇的に増えるわけはありません

ましてやお客さんの数は変わらないのに値段を下げるとか、自殺行為でしかないわけです。

飲食店の成功へ向けてするべき事

ところで、売上の公式はご存知ですか?

売上=客数×客単価

有名な公式です。当たり前とすら思われる事でしょう。

当たり前の事なのに、実際にはこの当たり前の公式が無視されているのでしょう。

まず考えるべきは、料理の質や、接客の質や、値段の事ではなく、客数と客単価を上げる事のはずです。

いわゆる販促とかマーケティングとか言われるやつです。
これをおろそかにしている飲食店が本当に多い。

むしろ、重要視している飲食店のいかに少ない事か。

それが飲食店の現実なわけです。

どんなにお店の数が増えようとも、マーケティングを重視しているお店は増えないのです。

その結果、お店が潰れては増え、潰れては増え、入れ替わっています。

そこにゴリゴリにマーケティングを推し進めるあなたが参入したとしたら・・・?

勝機はあると思いませんか?

味、接客は最低条件です。

逆に言うと、味と接客の質をある一定以上高めても、お客さんの満足はそれほど上積みできないでしょう。

なぜなら、人間はそれが当たり前になったら飽きる生き物だから。

そして、1年とかそれ以上継続している飲食店ならば、一定のお客さんには質を評価されていると思います。

それならば、客単価と客数を増やすためのマーケティングに力を入れる事の方が、ずっと大切なはずです。

他にそんな事を重要視しているライバルが少ないのだから。

今後独立して飲食店の開業を目指すなら、そんな事を考えながら、計画を立ててみてはいかがでしょうか。

成功率が高まると思いますよ。

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