起業準備のための経営の勉強

私は起業しようと決めた時、まずは経営の勉強をしようと思いました。

これについて少し詳しくお話ししたいと思います。

経営は未知の領域だった

私は東証1部上場企業に勤務していました。

と言っても、入社時から上場企業だったわけではなく、私が在籍中に東証2部上場→1部鞍替えとステップアップして行きました。

今思うと、これはなかなかできない経験ですよね。

さすがは急激に成長した会社だけあって、社員に対する教育はしっかりしていました。

私は営業マンでしたが、営業マンは特に数字に関する管理は徹底されており、数字を管理する事は当たり前に思うくらい鍛えられました。

在職中には色々な辛い思いもしましたが、上場企業へのステップアップを経験できた事、そして何も知らないお兄ちゃんを、起業して生き残れる人間に成長させてもらった事、私は前勤務先の会社にはとても感謝しています。

さて、そんな教育の行き届いたとても良い会社でしたが、それはあくまでも営業マンとしての教育の話。

経営者としての教育は、当たり前ですが受けた事がありません。

一言で経営者の勉強と言っても、必要な事はたくさんあると思いますが、当時私が聞いた、特に重要な事としては主には経理の事です。

財務諸表って聞いた事がありますよね?

金融に携わる方や、経理担当の方ならば耳馴染みがあると思います。

財務諸表、財務三表とも呼ばれるようですが、中でも損益計算書、貸借対照表の二つは、経営者として結構大事なんじゃないかと思います。

もう一つのキャッシュフロー計算書は、よく分かりません・・・。本当は知らないとだめなんでしょうけど、とりあえず必要性を感じた事はありません。

これを社長がまったく理解していないとか、税理士任せで見た事がないとか、そんな会社はなかなか危ういかも知れません。

かく言う私は、サラリーマン時代はまったく意味が分かりませんでした。

でも、色々本を読んでいると、これがとても大事らしいと言う事を知り、勉強しました。

では損益計算書と貸借対照表とはどう言ったものなのか?

損益計算書

ネットで見つけたフリー素材のサンプルですが、ちょっと小さくてみづらいですね。

こんなものと言うのが伝わればと思いまして。

損益計算書

まず損益計算書ですが、その年(年度)の成績表と言われるものです。

ざっくり言うと、売上がいくらあって、経費がいくらかかって、利益がいくら出たのか?を表したものです。

これで、その会社(企業)のその年の利益がいくら出たのか、又は赤字なのかが分かります。

これを見て、その後の施策を検討するわけです。

例えば原価率が高すぎるから、売価を見直そうとか、利益率の高い商品の販売に力を入れようとか、仕入先を見直そうとか。

例えば、在庫が去年からずいぶん増えてるから、回転率の悪い商品の販売を見直そうとか。

例えば、販売管理費の比率が上がってるから、削減できる経費がないだろうかとか。

色々とこの表を見ながら検討できるんですね。

会社が儲かってるか儲かってないのか、ある意味一目見て分かる表です。

貸借対照表

それに対し、ちょっとややこしいのが貸借対照表です。

これは、会社(企業)のお財布の状況が分かる表です。

今現在、お金がいくらあるのか。最終的にお金に変わるものはいくらあるのか。そしてその内すぐにお金になるのはいくらで、しばらくお金にならないのはいくらなのか。

払わなければいけないお金はいくらなのか、そしてその内すぐに払わなければいけないもの、すぐに払うわけではないものはいくらなのか。

持っている資産と借入のバランスはどうか。

資本金に対して利益がいくら上がってるのか、逆にマイナスなのか。

開業してから今までお金は増えてるのか、減っているのか。

そう言った情報を合わせた計算式から、その会社が健全なのか、倒産の危険性が高いのかとか、そんな事が分かる表です。

起業前に深く知る必要はない

こう見てもピンと来ないですよね?

でも、何となく大事なような気がしませんか?

理解できていた方が断然良いような気がしませんか?

私は理解しておきたいと思って、経理の本を何冊か読みました。

そして、通信講座を受けて、勉強もしました。

結果、いまいち理解できませんでした・・・(笑)

だけど今は、全然完ぺきではないですが、おぼろげながら読めるようになっています。

なぜかと言うと、実際にこれらの表に関わる業務をやっているからです。

今は取り扱う数字の件数が結構大きくなってきたし、税務署対策の必要性を感じたので税理士さんにお願いしていますが、3年間、決算と確定申告を自分でやっていました。

税理士さんに払うお金もなかったので。

自分で会計ソフトに入力して、自分で票を出力して、自分で申告してってやってたら、内容が分かるようになってきました。

先ほどお話しした通り、これらの表が読めるのは、経営者として必須ではなくても、生き残る可能性を高めるためには、あった方が良い知識だと思います。

でも、実際にやってみないと理解するのは難しいと思います。

なので、この財務諸表の勉強は、やっておいた方が良いけど、必死に学ぶ必要なないと思っています。

何となくの大まかな事だけ知っておいて、実際に起業して経営し始めた時に理解を深める。くらいで良いのかな?と言う気がしています。

あくまでも私個人の意見ですけどね。

ちなみに、経理を勉強しようとすると、会計処理にはいくつかの表が登場します。

例えば総勘定元帳とかですね。

この辺は、勉強する必要はないとは言わないけど、それほど重要ではないと思います。

なぜなら、会計ソフトを使えば、項目と数字の入力だけで勝手にやってくれるから。

会計ソフトを使わなくても、税理士さんに頼めばやってくれるから。

ただ、税理士さんは安くても月間2万とか3万とかかかりますから、もし税理士さんに頼まないのであれば、会計ソフトは必須と言う事になりますね

今後あなたの起業が実現した時には、決算と言う面倒な作業があって、財務の知識が少し必要になって、開業時には会計ソフトの購入が必要になる、くらいの事を覚えておいていただければよろしいかと思います。

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